住宅ローン考 その1
直近で若者の「えぃ!やぁ!」を複数目にしたので、これまでローンは購入者任せだったりしましたが真剣に考えてみることにしました。
業者としてではなく、個人的な経験上で記憶をたどってみると…
私の住宅購入は今より約20年前でした。(写真はその新築当時から同居する年老いた愛犬です)
住宅ローンを借り入れる際の「年収倍率(年収の何倍まで借りられるか)」の目安は4倍~6倍程度が借りられる総額だったように思います。金利は変動金利で基準金利が2.675%で割引が1.275%(京都市内の地銀)だったと記憶しています。
住宅ローンを組む際、金融機関は申込者の収入や勤務先などを参考に融資したお金の「返済能力の有無」を審査しますが、さほど信用力の高い会社の社員でもなかったため(今は大きな会社の系列会社になっています)、給料も借入したい額の基準には若干届いておらず、支店長と担当してくださった次長に「これでもか!」と言うぐらい鉛筆を舐め舐めしてもらった記憶があります(笑)
当時は
1.0%2年固定、以降変動へ切り替え 又は
1.9%10年固定、以降変動へ切り替え からの選択でした。
これまで、金利の交渉をしたこともありますが、一度として借入金利が1.9%になったことがありません。
返済のほぼ2/3を終えた今、心の中で「私の選択は正しかった」を自分で自分を誉めてやっています。
これを現在に移してみると…
年収に対する目安は当時と大きく変わっており、標準的に5倍~7倍程度となっているようです。
理由として、前回にも書きましたが住宅の価格は高騰しています。そんな状況で新築着工件数は下がってきてはいます。が、それでも住宅産業は日本の経済を支える大きな幹です。これが揺らぐようでは経済が成り行きません。
だから、いろいろな方法論で「高額な貸出し」がなされています。
注文住宅ならちょっとたくさん出しますよ。や土地付き新築ならちょっとたくさん出しますよ。といった感じです。
ですから、当時私の目安となった700万円で2800万円~4200万円の貸出しだったのが、今では3500万円~5500万円程度までの貸出しの審査を通すようになっています。店頭基準金利は当時と変わらず2.675%です。
これだけを見れば「どうやって返すんだ?」となりますが、割引がすごいのです。2%超も割り引いてくれます。
それなら何とかなりそうだ。と思ってしまいます。今後も「5年ルール」や「25%ルール」が適応されるはずですので、一般の借入と異なり、金利の上昇から「当面の生活は」護れらます。
「当面の生活は」ってどういうこと?とお考えになる方もお出でになるでしょう。
今後、何回かに分けてこの辺の説明をここで紹介しようと思います。
文章がまとまりましたら、アップいたします。
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